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*上記画像:今井完眞が作品を制作している風景(成形過程)

こんにちは、陶芸の今井完眞です。前回のブログは自己紹介でした、今回はなぜ陶器という素材にこだわって制作しているのかについてお話させていただきます。

芸術作品は作者の制作意図があって何かを人に伝える手段であることが多く「この作品は何を表現しているの?」とか「何を伝えたいの?」と聞かれることが多いです。美術の高校や藝大でもよく問われる問題です。ですが陶芸は作者の意図だけでは完成しないものだと思っています。たとえば綺麗な花を見て「この花を表現したい!」とおもったとします。画家ならキャンバスに自分の表現したいように描くと思いますし彫刻家ならいろいろな素材を使って抽象的にも作れるしリアルな表現もできます。しかし陶器の器にこの花を描きたいと思っても自分の表現したい色を出すことは難しいですし、立体で製作するにしても細い枝はとてももろくなり窯の中でへたってしまいます。これでは表現したいものはなかなかできません。

*下記画像:窯入りする前の今井完眞の作品

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陶器とは何か?焼きしまったものが陶器で、低下度で焼かれたテラコッタも陶器。でも焼きしまっていなければ陶器ではなく粘土?それとも同じ素材だから陶芸作品?

私は個人的には一度焼かれて水に溶けないものが陶芸作品だと思っています、ですから成形した後に焼く工程が必ずあります。焼く工程があるため作品は窯の中で変化し表現したいものが表現できないことが多々ありますが、思いもしなかった良い作用を得ることもあります。

*下記画像:窯の中で今井完眞の作品が焼かれている風景

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わたしはこの窯の中で作品が変化することが陶芸の魅力だとおもっています。制作しているとき作品は私の意図した形ですから自然な雰囲気をだそうとおもっても、どうしても作為的になります。ですが焼くことによって作品が変化し半分自然物のような風合いを得ることが出来ます。つまり作者の意図プラス自然の作用があるわけです。しかも陶芸には、長い歴史の中でうまれた無限とも思える技法があります。それを自分の作品づくりに取り入れたいと思い制作しています。これが私の陶芸作品を制作する理由です。

*下記画像:今井完眞の「高脚蟹」

蟹2次回は最近制作した作品についてお話させていただきます。

今井完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

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