青磁作品 花器こんにちは今井です。最近は前回のブログでもお話させていただいた陶と金属を組み合わせた花の作品を活けるための花器などを制作しています。花器には青磁釉を使っているので今回は青磁の作品についてお話いたします。

青磁作品 大香炉青磁は透明の釉薬の中に微量の鉄を加え還元焼成という焼成方法で焼く技法で青緑に発色します。この青磁は東洋陶磁独特のもので、もともとは窯の中で作品と薪の灰が化学反応しできる自然釉から始まったと言われています。中国の漢末三国時代には人為的に青磁の釉薬を作り焼かれていました。轆轤整形青磁は磁器の素地でできているものを“青磁”、陶土の素地でできているものを“青瓷”と区別します。私は陶土を使っているので厳密にいうと“青瓷”になります。私が陶芸に興味を持ったひとつの切掛けが青磁だったので造形の作品と並行して青磁も研究しています。轆轤整形 (2)

青磁作品の作り方

  • 轆轤や手びねりで形を作ります。
  • 乾燥させて一度800度で焼きます。これを素焼きと言います。
  • “ふのり”という海藻を鍋で1時間ほど煮てメッシュを通します。
  • 水で溶いておいた釉薬の水を捨て、代わりに“ふのり”を加えよくかき混ぜます。
  • 刷毛で作品に釉薬をかけて乾燥させ、また釉薬を塗り重ねます。これを何度も繰り返し釉薬の厚さを2~3ミリにします。
  • 約1250度で本焼きをします。このとき還元焼成といって、窯の中を酸素不足の状態にして焼きます。
  • 窯から出し完成です。貫入というヒビはこのあと徐々に増えていって美しい模様をつくりだします。

素焼きした後作り方を簡単にご紹介いたしました。このような工程で青磁は作りますが釉薬がはがれてしまうリスクがあり実際には殆ど失敗してしまいます。釉掛け釉薬の調合や陶土の吟味は専門に研究されている方でも思い通りにはいかないものだと思います。青瓷はそれだけ難しく完品はとても貴重です。私は青瓷の専門家ではありませんが少しずつでも良釉掛け 乾燥中い青瓷を作れるように研究をつづけていきます。

今井 完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai

左上画像: 今井完眞作 花器作品

右上画像: 今井完眞作 大香炉作品

上から2番目の中央と右画像: 今井完眞による轆轤整形

下から2番目の左画像: 今井完眞作 素焼きした後の作品

下から2番目の右画像: 今井完眞作  作品への釉掛け

左下画像: 今井完眞作 作品の釉掛け乾燥中

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