椿と蛇

こんにちは今井です。工房の桜も散ってしまい葉が出てきて少し緑色になってきました。裏山を歩いてみるとところどころトカゲがカサカサ音を立てながら逃げていきます。もう旬が終わりかけの椿にヘビが巻き付いてきれいだったので思わず写真に撮ってしまいました。

No7 W9 D16 H9.5 (2)No21 W9 D9 H13.5 (2)そろそろ5月の個展に近づいてきて来ました。だんだんと作品が完成してきてできた作品を眺めながら出来栄えを確認します。基本的に窯出しのときは思い通りに焼けていなくて落ち込みますし、最初はよくできたと思っていても時間が経つとそれほどよく見えなくなったりするので窯で焼いて思っていたよりよい作品になる場合はほんの少ししかありません。私に限らず作品制作をする人は作品をつくる“テクニック”と作品を作るための“眼”(審美眼)は同時には成長することはなくてテクニックと眼が交互に成長していると思います。No10 W8.5 D8.5 H6.5 (2)そしてほとんどの場合、眼の方が先行しているので完成した作品に満足できることがとても少ないNo15 W12 D12 H10と思います。そんな中でよくできたと思うものをDM用作品としてギャラリーに届け、ギャラリーのオーナーさんが更にその中から数点に絞って写真を撮ってDMになります。すでに今回の個展の作品はギャラリーに届けているのでどんなDMになるかはとても楽しみにしています。No13 W8.5 D8.5  H13

さて、今月の21日から広島の工房にある穴窯を焚いています。最近植物ばかり制作していましたが、久しぶりにカニを作っています。カニ制作途中ディテールの細かい植物を作っていたせいかカニの制作が以前より手際が良くなっていて自分でも驚きました。少しでも制作中に時間や体力のゆとりを持つことは作品のクオリティーを上げるためにとても大切だと思うのでこれから少しずつそういったゆとりを持てるようにならなくてはいけないと思います。

今回の穴窯焚きはできるだけ写真を多く撮って次回のブログでご紹介させていただこうと思います。

今井 完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai

一番上の画像: 今井完眞撮影 椿と蛇
上から2番目の左画像: 今井完眞作「蕪」
上から2番目の右画像: 今井完眞作「茄子」
下から2番目の左画像: 今井完眞作「椿(花のみ)」
下から2番目の右画像: 今井完眞作「柿」
一番下の左画像: 今井完眞作「パプリカ」
一番下の右画像: 今井完眞作 制作途中の蟹作品
A-Quiet-Place
*Image above: “A Quiet Place″ by Craig Dandridge.
* クレイグ・ダンドリッジの「A Quiet Place」(上記画像)
*日本語の投稿は英語の後に続きます。

We have interviewed the photographer Craig Dandridge, who spoke with us about his recent works. His works can be seen at: http://www.mizenka.com/artist/Craig-Dandridge

Q: Last time we spoke with you, you mentioned that you enjoyed shooting more images including people.  Has that tendency changed?

A: Since we last spoke, I would say that the ratio of my images is about 85% people to 15% landscapes (mostly urban landscapes, but a few gardens as well) and objects. I’m still thinking about deeper, more meaningful ways to capture the human form, and the use of reflection has, quite naturally, resurfaced in my works.

Q: Do you have any places you would like to visit for your photo shoots or specific images you would like to shoot this year, and if so, why?

A: Over the last year, I have been actively building online relationships with models, photographers and other artists in Taiwan and China in particular. I’m hoping to travel to Hong Kong and Taipei to shoot sometime soon. I am particularly interested in shooting under the neon lights of Hong Kong before they are completely replaced by LED lighting.

Q: How do you think your interpretation of photography has changed since the past year?

A: I think I’ve spent more time simply observing people around me this past year than I have in years. I think having spent about a month in California this year has inspired me to think a little more about how a place affects people, and people affect a place.

I’ve started to look more carefully for people and postures that seem to both capture a place and express that place as well. When it comes to people, simple examples of this idea might be fashion and hairstyles.

Q: What would you like the viewers to feel or absorb when they see your artworks?

A: As I’ve come to incorporate more human forms into my imagery, I hope people will be inspired to think about our sense of place in this modern world as expressed through posture and even physical proximity between people.

From fashion to smartphones, manmade “things” are changing the shape of our world as well as the ways we perceive our world. As they look at my images, I hope people will think about what their own perceptions might mean, about their own existence and what they value in life.

Evening-Fall
*Image above: “Evening Fall″ by Craig Dandridge. * クレイグ・ダンドリッジの「Evening Fall」(上記画像)

写真家のクレイグ・ダンドリッジさんにインタビューをし、最近の作品について語っていただきました。彼の作品は以下のリンクでご高覧いただけます。http://www.mizenka.com/jp/artist/Craig-Dandridge

Q: 前回お話しをお伺いしたとき、人物などのイメージを撮影するのが楽しいとおっしゃっていましたが、その傾向は変わっていませんか。 

A: 前回お話ししてから、撮影しているのは人物が85%で、風景(主に都市の風景ですが、庭も撮影します)と物体が15%です。人間の形を更に奥深く有意義に捉える方法をまだ考え中で、その過程においてリフレクション(反射)が自然と作品に再浮上してきたのです。

Q: 今年ぜひ撮影で訪れたい場所や撮影したい特定のイメージはありますか。またそれはなぜですか。

A: 私は昨年から、特に台湾と中国のモデル、写真家や他のアーティストの方々とのオンラインの関係を構築しています。近々香港と台北へ撮影に訪れたいと願っています。特に、LEDに完全に差し替えられてしまう前に香港のネオンの下で撮影したいと思っています。 

Q: 昨年と比べ、写真に対するご自分の解釈がどのように変化してきたと思いますか。

A: 以前と比べ、昨年はもっと周りの人たちを単純に観察する時間を持ってきたと思います。今年は1ヶ月カリフォルニアに滞在したことで、場所が人にどのように影響を及ぼすのか、また人がどのように場所に影響を及ぼすのかをもっと考えるようになってきたと思います。

場所を捉え、かつ場所を表現するような、人と姿勢を探し求め、もっと注意深く周りを見るようになりました。人で言いますと、それを表現する単純な例として考えられるのはファッションや髪型でしょう。

Q: クレイグさんの作品を見た方には、何をどのように感じてほしいと思いますか。

A: 撮影するイメージに、人の形を更に反映させてきているので、 人の姿勢や、人との物理的近さを通して表現される現代の世の中における「場所」という観念について、更に考えるきっかけとなってくれればいいと思います。

ファッションからスマートフォンまで、人間が作り出したものは、世の中の動き、そして我々が世の中をどのように見るのかを変えてきています。私の作品を見ていただくことによって、ご自身のものの捉え方が何を意味するのか、ご自身の存在意義が何なのか、そして人生において何を大切に思うのかについて考えていただけたら嬉しいです。