写真5こんにちは、陶芸の今井です。前回のブログはアメ横で見つけたノコギリガザミと以前から制作してみたかったシーラカンスについてのお話でしたので完成した作品の紹介をさせていただきます。

写真2 完成したノコギリガザミです。写真1下絵の具の発色を抑える焼き方にしたのでカラフルになりすぎず落ち着いた色合いになりました。マングローブを歩いていてこのぐらい大きなノコギリガザミに出会ったらギョッとすると思います。

写真3 完成したシーラカンスです。黒っぽく見えるところは呉須で絵付けしていて焼成時にその呉須が高温で煮えてブクブクと気泡ができます。窯から出した後その気泡をつぶすことによって自然な凹凸が出来上がりました。
このような窯の中での自然作用で作品が作為的でなくなり深みがでます。写真2作品は人工物なので作為的になってしまっても当然ですがここに自然の作用が加わり人工物でありながら自然物のような感じにすることができます、これが陶芸の魅力だと思います。

写真3今まではDMや図録はギャラリーに制作していただいていましたが今回初めて図録のデザインやレイアウトを自分で考えてプロのカメラマンさんに作品を撮影していただき図録製作の業者さんと打ち合わせをして図録を作りました。カッコよく作品を撮ってくださったカメラマンさんにむかって「カッコよく撮るのではなくて怪しい雰囲気を出して欲しい」と変な注文をつけたり、逆にアドバイスをいただいたりして自分の気に入った図録になりました。陶芸家は毎日制作するのが当たり前と思っておられる方も多いようですが工房に籠っているだけでは展覧会を開催することができませんので、意外と制作に専念できる期間は限られています。ギリギリの10月27日に最後の窯出しをして何とか展覧会ができました。2016年11月9日(水)~11月15日(火)まで日本橋三越本店6階アートスクエアにて今井完眞陶展―海―を開催中ですのでご高覧のほどよろしくお願いいたします。

写真4今井完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai写真6

上記1番目の画像:メンダコ

上記2番目の画像:今井完眞作  完成したノコギリガザミ

上記3番目の画像:今井完眞作  完成したシーラカンス

上記4番目の画像:今井完眞作  卯ノ斑渡蟹

上記5番目の画像:今井完眞作  鰒

上記6番目の画像:今井完眞陶展—海—の図録の表紙