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*上記・下記画像すべて:永野のり子作「 WATER TONE 」

*All images above and below are from Noriko Nagano’s new series “WATER TONE”

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永野のり子さんの新作「 WATER TONE 」をご紹介します。

Please see Noriko Nagano’s new artworks “WATER TONE”.

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5年ほど前から水辺の写生を繰り返し行って来ました。それらのスケッチが記憶の断片としていくつも重なってひとつの作品になり、それはどこにでもあるような、またどこにもないような抽象的_P5A5425な風景です。新作ではそうした水の風景から”TONE”(音)が響いて来るような画面を模索しました。一本の静かな弦の響きから成る作品もあれば交響曲のように重なり合う響きを意識した作品もあります。絵画という静止した平面の中に楽譜のように時間の流れを、いつまでも響き続ける流れを表出したいと思います。

永野のり子

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ノコギリガザミ

上記画像: 今井完眞作のノコギリガザミ

オカヤドカリ

左記画像: オカヤドカリ

陶芸の今井です。今回は石垣島でのモチーフ探しについてのお話です。7月28日~8月4日の間に石垣島へ行きました。石垣島での取材は今回が2回目で、親戚の方の別荘に泊めていただいています。

下記画像: 珊瑚礁て捕まえたウモレオウギガニ

場所は吉原という所で、空港や街と離れている石垣島の中でも自然豊かなところです。前回は2010年に訪れて椰子蟹を見つけようと、毎晩車で島中の浜辺を探しました。珊瑚礁で捕まえたウモレオオギガニ石垣島の浜辺には本当に多くの生き物がいて、人の小走りぐらいの早さで走る蟹や普段見慣れた沢蟹を何倍にも大きくしたような蟹がいます。静かにしていると、落ちている大小様々な貝がぞろぞろ動いていて、それらはすべてヤドカリです。椰子蟹はアダンという果実が好きなようで、アダンの木を特によく探しました。しかし、結果的に道路脇で見つけた時は驚きました。当時椰子蟹は保護動物ではありませんでしたので、自宅へ持ち帰りよくよく観察し制作しました。やはり椰子蟹の制作は難しく、3回目の制作でやっと道路脇で見つけた時の、少しおどろおどろしく威圧感のある印象に近づけることができました。

今回もヤシガニに出会いました

左記画像: 今回もヤシガニに出会いました。

前回同様今回も様々なモチーフを見つけ作品制作に生かそうとしていますが、今回私が見つけたかったものはノコギリガザミという蟹です。英語ではマングローブクラブといいマングローブに生息しているそうです。宮良湾近くの釣り具用品店で蟹籠を3つ買って宮良川のマングローブの中に仕掛けました。翌日見てみると、どの籠にも何も入っていません。その後、場所を変えてもう一度試してみましたが、蟹は入っていませんでした。マングローブにてその次は別のマングローブで試しましたが、何もかかりません。次に名蔵というところのマングローブにある橋の上から蟹籠を落としてみると、見ているうちに蟹が寄ってきました。ノコギリガザミです!どうやらなかなか籠に入れない様子だったので、一晩待って引き上げてみると、一匹入っていました。しかし、慌てて取ろうとしたせいで蟹を驚かせてしまい、自ら腕を切ってしまいました、これではモチーフにすることができません。不注意でもったいないことをしてしまいました。それから2日間、蟹籠を増やして名蔵近辺に集中的に蟹籠をしかけてようやくノコギリガザミを無傷で捕ることができました。少し小ぶりですが、モチーフとしては申し分ない大きさです。加熱するとまた腕をとってしまうそうなので、持ち帰ってすぐに冷凍し、冷凍したら解凍して写真を撮ります。それから制作するときに何度も冷凍と解凍を繰り返すので身を固くして長持ちさせるために茹でます。ほかに捕まえた蟹も同様に茹でて保管して最近はエチルアルコールもかけています。来年の展覧会には今回捕まえた蟹も制作して出品するので楽しみにしていて下さい!

上記画像: マングローブにて

今井完眞

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左記画像: ノコギリガザミをとって喜ぶ今井完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai

 

 

Tokyo Rain I

*Image above: “Tokyo Rain I″ by Craig Dandridge.
* クレイグ・ダンドリッジの「Tokyo Rain I」(上記画像)
*日本語の投稿は英語の後に続きます。

We have interviewed the photographer Craig Dandridge, who spoke with us about his photography. His works can be seen at: http://www.mizenka.com/artist/Craig-Dandridge

写真家のクレイグ・ダンドリッジにインタビューをし、作品のことについて語っていただきました。彼の作品は以下のリンクでご高覧いただけます。http://www.mizenka.com/jp/artist/Craig-Dandridge

Can you tell us what type of photographs you are taking lately?

In the greatest departure from my previous work, I’m shooting more images including people these days. It’s really a return to my roots, as I began my professional career shooting musicians and other artists. However, I’m also trying to find completely new ways to express my feelings.

Where do you like to visit for your photo shoots, and what time of the day do you like to take your photographs?

The streets of Shinjuku are definitely my favorite place to shoot, especially Kabukicho. I moved just to be closer to these places. I often stay out shooting into the wee hours of the morning, then walk home.

Now that the weather has cooled down, how does that affect your photo shoots? 

My gear is pretty heavy, so I can’t say the extreme heat this summer did not affect me (and my gear), however, I generally prefer shooting very early in the morning, or in the early evening, or at night. Those times are generally the coolest parts of the day, even on the hottest days.

Monday Morning II

*Image above: “Monday Morning II″ by Craig Dandridge.

Are there any season specific photographs you like to take, and if so, what are they?

I really like shooting in the rain, again, especially at night. Luckily for me, it pretty much rains all year round in Tokyo.

Now that I’m shooting more images of people, fall and winter are really excellent for me. People tend to dress up more in the cooler weather, so these months offer a more varied, and ultimately more interesting tapestry.

Anticipating a harsher winter this year, I’m looking forward to shooting during snowfalls this year.

Will “reflections” always be a part of your photographs, and if so, why?

Yes. I don’t think I’ll ever get over my fascination with reflections. After training myself to look for them for so long, I now see them everywhere.

What fascinates you about photography the most?

The challenge of translating images that initially exists only in my mind into physical “things” that almost anyone can understand offers endless joy. And learning to tell more and more poignant stories through single images is a lifelong pursuit.

Do you have a message to our readers?

If you’re reading this article, then you’re most likely already an art lover. So thank you for making art part of your life.

最近撮影している写真は、どのような写真ですか。

最近大きく変わったこととしては、被写体が人物等のイメージになってきた点です。そもそも私は写真家としてのキャリアを始めた頃、ミュージシャンや他のアーティストを撮影していたので、 原点に戻ったとも言えます。とはいえ、自分の感情を表現できる全く新しい方法も同時に模索しています。

写真の撮影場所として好きな場所はどこですか。一日のうち、撮影時間として好きな時間帯はありますか。

新宿の街、特に歌舞伎町は、撮影場所として好きな場所です。新宿の近くにいたいがために、引越までしました。私はよく夜中まで撮影をし、そのまま歩いて帰ります。

最近すっかり涼しくなってきましたが、撮影しやすくなってきましたか。

私の撮影器具は結構重いので、今年の夏の猛暑が私(そして私の撮影器具)に影響を及ぼさなかったとは言えないですが、私は一般的に早朝、夕方または夜に撮影をするのが好きなので、猛暑の中でも、それらの時間帯は一日の中で最も涼しい時間帯です。

Her Tokyo IV

* 上記画像: クレイグ・ダンドリッジの「Her Tokyo IV」

季節特有の写真を撮影するのが好きですか。それはどのような写真ですか。

雨の中、特に夜、撮影するのがとても好きです。幸いにして、東京ではほとんど一年じゅう雨が降ります。最近人物を撮影することが多くなってきたので、秋と冬はとてもいい季節です。寒くなってくると、よりオシャレをする傾向が見られるので、秋や冬に撮影をすると、多様性のある、より面白い写真が出来上がります。今年の冬は厳しい冷え込みが予想されますので、雪の中、撮影するのを楽しみにしています。

「リフレクション(反射)」は今後もクレイグさんの写真に見られるテーマであり続けると思いますか。それはなぜですか。

はい、私は「リフレクション(反射)」に魅了され続けると思います。「リフレクション(反射)」を見つける訓練を長年してきたため、今ではどこにでも見つけてしまいます。

写真の魅力は何だと思いますか。

初めは自分の頭の中にしか存在しないイメージを、誰でも理解できるような物理的なものに発展させていくチャレンジは、私に大いなる喜びを与えてくれます。 また、一つのイメージを通して心に強く刻まれるより多くのストーリーを語ることを学んでいるのは、私にとって人生の課題でもあります。

読者の方々へ、メッセージを一言お願いできますか

この記事を読まれていらっしゃるということは、美術愛好家でいらっしゃるのだと思いますので、アートを人生の一部にしていただいて、ありがとうございます。

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上記と下記画像:河崎辰成作、『野次馬ホーネット』、2013年 、FRP、ミクストメディア

image3 (1)蜂など、群れを作って行動する生き物に魅力を感じ、立体作品を制作している彫刻家の河崎辰成さん。主にFRPを素材にしたインパクトのある作品を制作しています。FRPは、思うように自由に表現ができる材料であるため、気に入っているという。作品では、現代社会を自分なりの解釈で表現しています。自分の作品で意識しているところは、印象に強く残る作品であることと、色使い。制作は朝早くから始めるのがよいという。河崎さんいわく、「一人でも多くの方に作品を見ていただき、何かを感じていただければ嬉しいです」。上記と下記のとおり、河崎さんの作品をご紹介します。

kawasaki-artworks_11Sculpture artist Tatsunori Kawasaki is fascinated by creatures that move around in groups, such as bees. He creates impressive sculptures mainly using FRP, a material that enables him to express himself freely. Kawasaki expresses modern society through his own interpretation, and makes an effort to create artworks that leave a strong impression on people, including the use of colors. He likes to create his artworks from early in the morning. Kawasaki mentions that he would like lots of people to see his artworks and feel something through his artworks.

kawasaki-artworks_4上記画像:河崎辰成作、『ブリーフベイビーズ』、2009年、FRP、ラッカーimage2上記画像:河崎辰成作、『バルーンホーネット』、2014年、FRP、ミクストメディア

 

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Rupert Piggott’s new series, “POLYCHROMATIC VISIONS”, aims to explore the use of color and not use representational elements to create compositions. Following are several exquisite artworks from this series.

ルパート・ピゴットの新しいシリーズ“POLYCHROMATIC VISIONS”は、色彩を思う存分使った抽象美術の見事な作品シリーズです。このシリーズからの作品をいくつか以下のとおり、ご紹介します。

Blog #2-1

Images above and below: “P.V., Non-ID-000369” (including images of materials used for this artwork), 2015, by Rupert Piggott

Blog #2-2

Acrylic paint ‘chips’ were used for this artwork. In the process of completing artworks, Rupert is often left with unused paint. This dried paint was collected from his palette, combined into cubes with resin, and mounted on a wooden panel with a final coat of resin.

Image below: “P.V., Non-ID-000639”, 2015, by Rupert Piggott

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These panels, each painted individually and coated with resin, can be displayed with different spacing arrangements, which change the feel of them collectively, and the space between each panel becomes part of the composition. They can also be hung horizontally, and can also be shuffled around, creating entirely different compositions. The panels are 5 inches x 72 inches and can be produced in a variety of sizes.

Rupert Piggott’s works can be seen at: http://www.mizenka.com/artist/Rupert-Piggott

ルパート・ピゴットの作品はhttp://www.mizenka.com/jp/artist/Rupert-Piggottでご高覧いただけます。

 

 

 

角蛙

*上記と下記画像は今井完眞が下記個展に出品した作品の画像。

こんにちは、陶芸の今井です。今回は5月30日から6月4日まで銀座黒田陶苑で開催された私にとって初めての個展についてお話しさせていただきます。

銀座黒田陶苑は創業1935(昭和10年)の老舗陶芸ギャラリーで日本陶芸史に名を残す巨匠から若手作家まで取り扱っているギャラリーです。ここで展覧会をさせていただけたのはご縁があったからとしかいいようがありません、とにかく私にとってはとてもプレッシャーのかかる場所でした。

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私は陶芸技法を用いて細工物をメインに制作していてこれは陶芸界では少数派です。私の仕事は“陶”という素材の表現の幅を広げ如何に生き物の本物感や生々しさを表現することができるかチャレンジすることだと思っています。今回は今まで以上に自分に何を求められているのか考えながら制作し、モチーフもなるべくいろいろな種類を使って私の名刺代わりになるような展覧会にすることを目指しました。

展覧会は初個展にも関わらず多くの方にご来場いただき皆様のおかげで良い展覧会になったと思います。しかし改善すべきことが少しずつ見えてきました。

梟一番の反省点はいろいろなモチーフを制作し出品したことでよかれと思ってしたことが裏目にでてしまったという感じがします。渡蟹のように繰り返し制作しているモチーフはそれだけモチーフの観察ができていますし、簡略化や誇張の操作がわかってきています。しかし初めて制作するモチーフや写真の資料だけで作っているものはまだ完成度がどうしても低くなります。それが悪い方に作用して展覧会全体の完成度が下がってしまいました。大学を出てすぐの展覧会だったので取材不足ではありましたが反省すべき点です。またお客様の身になって考えることがたりていませんでした。生き物の作品は高額になるので気軽に買っていただける徳利や湯飲み、それから壁掛け用の小さい甲蟹を制作しましたが結果的にあまり良い評価は得られず手元に残ってしまいました。特に徳利は一つしか動きませんでした、でも考えてみれば私もぐい飲みは使いますが徳利を使うことはまずありません。よほど気に入って頂けない限り良い評価はえることができないと思いました。

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いろいろ改善すべき点がありますが次回は取材が十分なモチーフを増やして、器は形だけでなく自分がつかいたいと思えるものだけ出品するようにしようと思います。

話が変わりますが7月の終わりに石垣島へ行って来ました、主にモチーフ探しの旅です。次回は石垣島で出会ったものについてお話しさせて頂きます。

今井完眞

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*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai

Valerie Syposz recently created a wood engraving artwork and explains the process of a print as follows:

バレリー・サイポーズは、 最近制作した木版画の制作過程について以下のとおり説明しています。

“What could be more representative of summer than love and ice cream? For me, these things make up the heart of summer, so I decided to combine them in my recent wood engraving ‘The Real Deal’. Wood engraving is a kind of relief printmaking, where you carve into a hard wood, like box wood or cherry. I used a cross section slice of boxwood, which allows for very fine detail. After carving, I printed the block onto Gampi paper, and then used the technique of chine-collé to layer colors and collage the print onto a heavier paper. Voilà! A perfect summer print.”

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Image above: The prepared block is ready to be carved. I used sumi to darken the surface and drew the outline of the image onto the block. Beside the wood are a couple of the carving tools I use, and I have it placed on a revolving tray to carve curved lines. For wood engraving, curved lines are carved by rotating the block and not by moving your hand.

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Images above: Progression of the carved image. The black lines are the original drawing and the lighter lines are the areas I carved. The block starts out completely black, and you progressively carve out the white areas to create the image.

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Image above: Printing process. Lifting off the gampi paper after printing to reveal the image.

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Image above: The final result, the printed gampi was layered on top of 2 different colored papers and collaged to a heavy rag paper.

*Please see http://www.mizenka.com/artist/Valerie-Syposz for Valerie Syposz’s artworks.

* バレリー・サイポーズの作品はhttp://www.mizenka.com/jp/artist/Valerie-Syposzでご高覧いただけます。

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アーティストの吉岡まさみさんから、セルビアで開催された展覧会について報告があります。以下をご高覧ください。上記と下記の画像は、現地での展覧会風景です。

Artist Masami Yoshioka recently participated in an exhibition in Belgrade, Serbia. Images above and below are from the exhibition held at the Gallery of Radio Television of Serbia from May 30, 2015 to June 19, 2015.

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セルビア展報告

セルビアのベオグラードで、セルビア人2人と日本人2人によるグループ展が開催されました。

会場:セルビア国営放送ギャラリー
会期:2015年 5月30日(土)-6月19日(金)

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この展覧会は作家ミラン・トゥーツォヴィッチによって企画され、セルビア国営放送局が主催する展覧会で、日本とセルビアの国際交流も目的の一つになっています。

日本の作家はインスタレーション、セルビアの作家は具象絵画という違いはあっても、展覧会自体はたいへん調和の取れたものになりました。

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国営放送局主宰ということもあり、観客の関心も高く、初日のレセプションは、300人ほどのお客さんで会場が埋まりました。

テレビやラジオへの出演があり、新聞社の取材もあり、また現地での交流を深めて、有意義な日々を過ごしてきました。

吉岡の作品は、ベオグラードの大学生がスタッフとして加わり、2日間で完成させました。

「美術には人を動かす力がある」ということを改めて考えさせられたベオグラード滞在でした。

吉岡まさみ

*Please see http://www.mizenka.com/artist/Masami-Yoshioka for Masami Yoshioka’s artworks.

*吉岡まさみの作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Masami-Yoshioka でご高覧いただけます。

 

 

 

こんにちは、陶芸の今井です。この春に東京藝術大学大学院を修了してから個展を控えていましたので、修了後すぐに東京のアパートを引き払い実家で制作を始めました。4月末に家族全員で行う穴窯焼成があるため急ピッチで制作をして個展用DM作品制作とオーダーいただいた蟹も同時並行で制作するとてもハードなスケジュールでした。なんとかすべてをこなして穴窯焼成に臨みました。

穴窯は薪を燃やして焼く窯でとても原始的な窯です。元々は山の斜面に穴を掘り中に品物を入れ焚き口から薪をくべるだけのものでした。今日でも耐火煉瓦で作られていますが基本的な構造は今も変わっていません。後につくられる登り窯にくらべ熱効率が悪く焼成も安定しませんが、窯の中でいろいろな変化(窯変)がおきて味わいのある作品になります。5日間窯を焚き続け最終的には1300℃まで温度を上げます。苦労したぶん今回も幾つか良い作品がとれました。

穴窯が終わってからも作品数がまだまだ足りないので制作を続け灯油の窯を会期直前は一週間で7回焚いてなんとか作品数を増やし、最終的に小物をいれて90点の作品を展覧会に出展することができました。

“ここから写真説明です。”

実家の穴窯

(上記画像:実家の穴窯)穴窯焼成をしているところです。100時間かけゆっくりと1000℃まで温度を上げます。そこから1300℃まで温度を上げます。短時間で窯の手前の温度はあがりますが奥が暖まらないためゆっくりと温度をあげます。ゆっくり温度を上げると作品に十分に薪の灰を被せることができ、品物が急激な温度変化で割れるのを防ぐこともできます。

穴窯作品

(上記画像:穴窯作品)窯の焚き口近くで焼かれた箱フグ。伝統的な志野という焼き物と同じでモグサ土で成形し弁柄で絵付けをしたものに長石をかけて焼成した作品。目にはあとから金を焼き付けています。

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(上記画像:壁掛けのカブトガニ制作途中)大きなカブトガニは裏側まで作り込んでいますが、この作品は小さいため裏の脚は作ることができません。裏は壁掛けにできる仕組みにしました。

(左記画像:壁掛けのカブトガニの裏側)

ツチノコ制作途中

(上記画像:ツチノコ制作途中)信楽透土という新しく作られた土で制作してみました。

ツノガエル制作途中

(左記画像:ツノガエル制作途中)飼っている蛙をモデルに制作しました。

次回は初個展の様子やそこで学んだこと、気づいたことなどお話しさせていただきます。

今井完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

 

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Image above: “Some Sequences of a Vague Fear 01″, 2015, by Ahmet Özcan

Ahmet Özcan’s new series, “Some Sequences of a Vague Fear”, is his latest conceptual series about fear and monsters. For Özcan, fear incites the imagination and inspires his most emotive works. Reflecting the fear of human beings in other beings and anthropomorphizing those beings are the themes of these works.

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Image above: “Some Sequences of a Vague Fear 02″, 2015, by Ahmet Özcan

アーメット•オーズカンの新しいシリーズ「Some Sequences of a Vague Fear」は、彼にとって、恐怖やモンスターに関する最新のコンセプチュアルアートです。オーズカンにとって、恐怖は想像をかき立て、最も感情に訴える作品を生み出させてくれます。他の存在において人間の恐怖を反映させ、その存在を擬人化することが、これらの作品のテーマなのです。

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Image above: “Some Sequences of a Vague Fear 03″, 2015, by Ahmet Özcan’

Ahmet Özcan’s artworks can be seen at: http://www.mizenka.com/artist/Ahmet-Ozcan

アーメット•オーズカンの作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Ahmet-Ozcan でご高覧いただけます。