ハリソン・マーティンは場所、人や物体そのものを撮影するのではなく、それらが彼に感じさせることを撮影します。写真は、現実を独自のビジョンへと導き出してくれるものであると彼は考えます。

彼が選ぶ題材を観察すれば、マーティンのビジョンを理解することができます。一瞬思いつきの題材であると思われても、よく観察してみると、ときにはダークでユーモアあふれるが、一貫した風刺的なアプローチを露わにします。マーティンは、自らが撮影したときの想いを観る者が理解してくれることを目標にしています。

マーティンの制作は、主に様々な都市や、彼が旅先で出会う人たちに焦点を絞っています。過去のプロジェクトは、東京のホームレスの方々の生活を物語り、またこの3年間は、特に解体の対象となっているような東京のユニークなビルや建築物にフォーカスしてきました。

マーティンは1990年代に大学生だった頃から写真撮影を始め、それ以降、写真に対する情熱を途切れることなく持ち続けています。カリフォルニア出身で長年アメリカ東部を住まいにしていました。現在は東京に在住しています。