‘Vesuvius’, a film project by video artist Wojciech Tubaja, is in post-production. Here are two trailers from this project.

ビデオアーティスト、 ヴォイチェフ•ツバージャの新作「 Vesuvius 」は撮影が完了し、以下2つのビデオが予告編です。

Fascinated by Mount Vesuvius for a long time, Wojciech decided to take an emotional trip to this volcano. The ‘Vesuvius’ Project consists of two parts: ‘Careful with the Sun’, a short fiction film, which is a psychological study of a state between totalizing rationalism and uncertain emotionality, and ‘Vesuvius’, which is a documentary portrait of actress Tomoko Hayakawa, who also starred in Wojciech’s film ‘2903’.

*Wojciech Tubaja’s works can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Wojciech-Tubaja

*ヴォイチェフ•ツバージャの作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Wojciech-Tubaja でご高覧いただけます。

 

Sadamasa Imai flower 1

上記画像:今井完眞作  透光性のある土で作った花の作品

こんにちは陶芸の今井です。今回は最近の制作についてお話しさせて頂きます。

前回のブログでもお話しさせていたとおり今は花をモチーフに制作をしています。これだけ続けて花などの植物を制作したことはいままでありません。

私が蟹などの生き物を制作するときは必ず誇張して作る部分と、逆に省略する部分があります。たとえば蟹の場合は蟹の口の内側は通常中の構造まで見えることはありません。蟹が食事中の時か死んでしまったときは一番外側の手のような部分が開いて中側が見えています。このときに見ることができる口の内側をあえて作品にするときは見えるように外側の手のようなところの形を変えます。逆に足先はいろいろな細部の表情がありますが作品では簡略化してシンプルな形にします。このように実物の蟹の要素を自分の解釈でコントロールして人が作品を見たときに着目する場所をコントロールして私が思う“蟹らしさ”を見る人に伝わりやすくしています。これはもちろん蟹に限ったことではなくすべてのもので共通していることだと思います。この誇張と簡略化は常にバランスを変えて制作していて同じモチーフを何度も作ることによって良いバランスがつかめてくるものなので、最近花のバランスの取り方が少しずつわかってきています。

Sadamasa Imai flower 2

上記画像:今井完眞作  透光性のある土で作った花の作品

今回の花の特徴的なところは透光性のある土を用いているところで最近になって信楽で開発された新しい土です。これまでも透光性のある磁器土はありましたがそれにくらべてもすばらしい透光性です。主原料に光ファイバーが使われているそうです。個人の作家が研究してもなかなか作り出すことが難しい土だと思います。3㎜ぐらいの厚みなら十分光が透けますし、蕪や大根といった白いけれど少し透明感のあるモチーフには最適であると思います。ただものすごく成形が難しくモチモチしていて手にべたつきます。花など薄く繊細なものを作る場合は少し乾かしてから彫刻刀で彫りながら成形します。扱いにくい土でも工夫しながらつきあっていけたらなと思っています。

今井 完眞

*今井完眞の作品は http://www.mizenka.com/jp/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。

*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at http://www.mizenka.com/artist/Sadamasa-Imai